牛丼は飲み物です
かつて吉野家の牛丼と言えば、早い・安い・美味いと三拍子揃っていた。
そして男のソウルフードとして、豪快に早食いするのが一種のマナーだったように思う。
最近の吉野家は「牛すき鍋丼」なんていう、お子様が好みそうなメニューを出してきて僕は憤慨している。
以前はスピード勝負で如何に回転率を上げられるかに拘っていたはずが、今は客単価を上げることで儲かっていると錯覚している。
吉野家の牛丼は牛丼界のトップブランドだったはずだ。
業績不振はブランドの滑落なんだよ。
狂牛病の被害は受けたものの、ブランドというものはそこで落ち込んではいけないんだ。
吉野家の牛丼が解禁された時の混み具合いを見たか?
あれが真のブランド力なんだよ。
今の迷走してしまった吉野家は僕としては非常に残念でならない。
おっと。
真面目な話しをしてしまったが、僕が言いたいことは違うんだ。
近所の吉野家には週2で行くくらい弱めの常連なのだが、この店舗のつゆだくがちょっとズレているんだ。
僕は基本「牛丼並、つゆだく、たまご」をオーダーする。
「つゆだく+たまご」を邪道とする向きもあるが、僕はこれが大好きだ。
この店舗では「つゆだく」が「つゆだくだく」で出てきてしまう。
他の店舗とは明らかにつゆが多く、丼の下には深めのつゆ溜まりができるのだ。
もはやここまで行くと雑炊なんだよね。
ズルズル飲めてしまう感じ。
僕の中では「ズルだく」と勝手に命名しているけれど、心の中のリトルやまだっちが他の人に言うのは止めておけと言っているのでここにだけ書きます。