拓落失路

フリーランスとして独立したダメ人間の戯言

トイレのセンサーさえも僕に冷たい

窓の無い会社のトイレで電気を消されてしまい、真っ暗な中でスマホの明かりを頼りにお尻を拭いて個室を出たところ、他の従業員がトイレに入ってきてビックリされたことあるよ。

そりゃあ驚くよね、真っ暗なトイレの個室から突然僕が出て来るんだもの...

 

この前もホームセンターのトイレに入ったのだけれど、そのトイレは人感センサーで電気が点く省エネタイプのトイレだった。

僕が入った時は真っ暗だったのだけれど、一歩ずつ進むごとにまるで僕を待ちわびていたかのように順番に電気が付いて行くわけ。

これはもうハリウッドスター並みの歓迎ムード全開だなと思いながら個室にINしたよ。

心を落ち着かせて座っていたら突然パッと電気が消えて真っ暗に。

僕の集中力が高かったせいか、微動だにせず用を足していたようでセンサーは誰もいないと判断して電気消しやがったんだよ。

 

両手を振ってセンサーに猛アピールする僕。

でもセンサーの位置が悪いのか全然反応してくれない。

僕はまだ75%くらいの中途半端さだったのだけれど、仕方が無く尻を拭いて立ち上がってセンサーを睨みつけながら猛アピールしたよ。

中年にもなって尻丸出しで何やっているんだと思いながら必死でアピール。

なんとか電気が点いたのでコンティニューしたあと個室を出たら、その個室の上だけ明るくて他は真っ暗な状態。

僕の個室の上だけが点いていたので、なんか伝説の便座みたいにそこだけ灯りが点いていたよ。

 

手を洗おうとした時にオッサンが入ってきてようやく全体の電気が点いたけれど、入口からは真っ暗なトイレの中で僕のステージ(個室)だけが神々しく光っているのが見えたのか、不思議そうに何度か個室に目をやっていたよ。

 

フィクションならいいのだけれど、これが現実なので僕は悔しいです。